院長の談話

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38年間、国立がんセンターで がん の診療、研究に携わってまいりました。 がん との戦いはいまだ途上にあるとはいえ、 国立がんセンターでは診断技術の進歩や 治療成績の向上などにある一定の役割を果 たし得た のではないかと自負しております。

しかし反面、診療の現場から外へ目を転じたとき、 がん医療への不信と絶望から行き場さえ失ってしまった方々 が沢山おられるという事実を知り、大きな衝撃を受けました。 これはがんという病気(病巣) のみを追うあまり、人間を見失ったままの治療がいまだに行われているためで、私たち医療者の側にその責任 の大半があるのではないかと自責の念に駆られる思いです。

がんで悩み、苦しみ、救いを求めている方々の為に少しでもお役に立ちたい との思いから、がん相談を専門とする クリニックを開設して9年になります。 この間に多くのがん患者さんやご家族の方が相談に訪れました。相談の内容はさまざまですが、共通しているのは、がん の病状や治療について十分に理解していないために不安を抱き悩んでいることです。

これらの がん を抱えながら生きていく方々を支援することが「がん総合相談センター」の役割です。相談に来られたほとんどの方が、1時間以上話をされますと納得して安心した顔で帰られます。これからもがん患者さんのお役に立つように頑張ります。

2010年3月1日
がん総合相談センター

経 歴

松江 寛人(マツエ ヒロト)

1936年  4月生まれ 東京都出身
1962年  千葉大学医学部卒業
1963年  国立がんセンター病院放射線診療部勤務
1974年  米国タフツ大学放射線科客員教授
1977年  国立がんセンター病院放射線診断部医長
2001年  7月、国立がんセンター病院退職
2001年  8月、がん総合相談センター開設 現在に至る

☆超音波医学会超音波指導医
☆日本消化器学会認定医
☆日本超音波医学会評議員
☆日本胃癌学会評議員

<主要著書>
●「乳腺画像診断法」(2004年7月/金原出版)
●「乳腺超音波診断法」(2002年6月/金原出版)
●「最新 胃X線検査技術」(2000年3月/金原出版)
●「胃癌-診断と治療の最近の進歩」(1995年6月/へるす出版)
●「膵疾患の超音波診断」(1993年6月/メジカルビュー社)